信州長野の地酒「白馬錦」大吟醸、純米吟醸、純米酒、季節限定等の販売。|専務のブログ 新肝話休題





新年あけま ”した”!!(過去形)

「俺は過去を振り返らない!!」

あるのは未来だけ!
好きなBGMは「ダライアスバースト リミックス/背中に未来」ッ!!

そんなこんなで毎度!B.J.コースケでス。
新年早々パラドックス気味ですが、本年もよろしくお願いします!







 さてさて、年末が年始のある日のある夜。


「パオ先生の描くお姉さんはキレイでヤンスなぁ。で、2巻はしょっぱなから酒サムライですカ。つーか、こんなキレイなお姉さんのいる屋台BARがあったら通っちゃうワー!!」

などと、早川 パオ:著「まどろみバーメイド」の2巻をグデングデンとしながら読んでいた時ですね、ピンと来たんですよ!ピンと!!
テヅカな先生的、例のアレが!!



「さふ言えば。
日本酒に強制的に空気を混ぜ込むと、酒の味はどのやうになるのでせうか?」




カクテルの世界ならば「混ぜる」という行為は基本、お酒Aとお酒Bを混ぜることを指しますし、日本酒業界は基本、(製品化後のお酒を)「混ぜる」などという概念はほぼありません。
ですので、「空気だけを強制的に混ぜる」という概念は、日本酒業界においてはまず無いと言っていいでしょう。
否、それどころか、昨今の日本酒業界は「いかにしてお客様の口に入るまでの間、酒中の空気を抜くか?」が技術的な話題の一つと言っても過言ではない。

ご存じの通り、日本酒を劣化させる要因は「光」「温度」「空気の触れ具合」、さらには「物理的なダメージ」の累積で決まりますので、当然、空気にいかにして触れさせないかは大なり小なり、杜氏さん達の頭を悩ませる部分でもあるわけです。

少し日本酒に詳しい方ですと、冷えすぎた日本酒の香りを開かせるために時にグラスを揺すったり、手で温めたりする事はありますが、どちらかというと「温度を適温に戻し、本来あるべき香りを立ち上らせるための操作」といった趣が強いように感じます。

 一方、ワインの世界において、実際に口にする瞬間にデキャンタ(ボトルから大きな器に移し替えて)して、空気に触れさせてから呑む、という行為はごく普通にあります。
どころか、パンや天ぷら、アイスクリームといったものでも、「空気をどの程度織り交ぜるか?」は仕上がりや舌ざわりを大きく左右する要因の一つでもあるかと思います。


それならば、「呑む瞬間に」強制的に空気を混ぜたら日本酒の味はどうなるのか?
マイルドになるのか?それとも一気に劣化が進むのか?

そんなこんなで、今回はシェイカーを用い、”日本酒と空気のみ”で味がどのように変化するのか、やってみた次第であります。







 そんなこんなで、今回用意したお酒は白馬錦「しぼりたて 純米無濾過生原酒」と、「とどろき / 80%低精米 純米酒」の二つ。
まず、「しぼりたて」は香りが高く、甘味も強いので、香りの変化が分かりやすいであろうという理由から、「とどろき」は白馬錦のラインナップの中でも、熟成味と熟成香を楽しむタイプのお酒ですので、今回の実験における指標としてベターであろうということでチョイスしました。
またこれらのお酒は冷蔵庫に入れたものを取り出してから、テイスティングしています。

それではまず、「しぼりたて」をガラスの酒器に注ぎ、そのままの状態で味を見ます。



・・・
・・・・
・・・・・


うん、旨い!!

いい意味で若いお酒の荒っぽさが抜けたあたりのようで、甘い立香と、それに負けない膨らみのある甘さがお互いを支え合い、舌ざわりも滑らか。
お値段もよく、ちょうど飲み頃&買いごろになっているのではないでしょうか?

これだけモノがいいなら、今回、もう終わっちゃっていいカナー!?

・・・おや?なぜかタイミング良く、シャッチョさんが釘バットを持ってスゥイングの練習をしておられるゾ?



肝話休題。





 それでは続いて、シェイカーでもって、「しぼりたて」を空気と混ぜてみようと思います。
なお今回は、奥に向かってVの字を描くような軌道ではなく、縦にくるくると回転させることを意識してシェイクしてみました。



・・・
・・・・
・・・・・


ほほぉ。

 味が良いも悪いも、大人しくなったカンジ。香りと甘さがどちらも空気の層でコーティングされたような感じがあります。
また、素の状態では若干、呑みの終わりごろに酒精感を感じる部分があったのですが、このあたりが大分緩和されたかのような印象があります。

では次に、「とどろき純米酒」をそのままで試してみましょう。



・・・
・・・・
・・・・・


おお、旨い!

 熟成感がポッと立ち上ってきますが、それと真反対のニュアンスである若いお酒の質感がこれを補おうとします。
料理やタバコの世界でも、若い素材と古い素材を混ぜて、お互いの美点と欠点を補おうとするものがありますが、まさにそんな感じがあります。

基本的に醤油の煮込みなどに合わせやすいという「とどろき純米酒」ですが、ちょっとクセっ気があり、なかなか玄人志向のお酒となっております。

これだけ美味しければ、アレコレ手を加える必要ないよね!?
よし、今回のブログ終了ッ!!

・・・おや?なぜかタイミング良く、シャッチョさんが草刈り機にガソリンを入れておられるゾ?



肝話休題。



それでは、「とどろき純米酒」をシェイクしてみましょう。



・・・
・・・・
・・・・・


あら、まぁ、奥さん!!

単に言葉にすると、「熟成部分と、若い部分が混ざり合い、バランスが取れた味になった」というところでしょうが、これを絵にすると、以下のように感じました。



 つまり、「熟成」「香り」「酒精感」など、それぞれの要素を分け隔たせる要素・・・いわば「壁」のようなものがなくなり、それぞれの要素がひとつにまとまった感がある、といった趣を感じました。
これは驚きです!


あとついでですので、「まどろみバーメイド」の2巻に登場する新しいキャラクターのシェイキングを真似て、縦回転ではなく、横8の字回転・・・いわゆる「立体回転」をイメージして振ってみました。
とは言え、「振りながら8の字」をいきなり出来るほどウデがあるわけでもないので、実際には「お酒をシェイカーの中で8の字にゆすった」といった方が正しいでしょうか?
さて、お味の方は・・・?



・・・
・・・・
・・・・・


おぉおあぁあ!???

なんと、どうしたことでしょう!
熟成感「だけ」がマスクされたかのような印象!!
これは全く予想だにしなかった結果です!!
いずれにせよ、先の縦回転とは全く味が違います。




■ 今回の実験結果 ■
 シェイクの仕方で味が変わる!




 本職のバーテンダーさんからすれば、「何を当たり前のコトを・・・」と、ヤレヤレ感が漂うこと間違いないんでしょうが、「混ぜるという概念が(ほぼ)ない日本酒業界」とすれば、これは改めて検討するに値する、大きなヒントを示すものでもあります。

つまり、料理や環境、温度や燗酒における各種器具だけでなく、”振りを入れるか否か?”という、製品であったり、飲食店における提供方法のさらなる付与という事です。




 いわゆる日本酒好きの方は時に燗酒用チロリであったり、味の変化に応じてセレクトする器なりを持っているかと思いますが、更なるひとつの楽しみ方として、強制的に空気をお酒に取り込み、味の変化を楽しむのもアリではないでしょうか?
シェイカー自体は必ずしも高価なものでなくで良いかと思います。
空気を取り入れることは、更に日本酒の世界が広がるのではないのでしょうか?




そんなこんなで、

いつもの呑みなれたそのお酒、今夜は振ってみませんか?



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